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全く、結構
指揮者が薦めてたらしいのでレビューしてみる 普段は作曲家の説明や曲の概要、関連情報を書きますが、敢えて今回は私的感想を書かせていただきます まぁ本来なら方するべきなんでしょうがね、あんま適当な知識で変な意見ひけらかすのもいかがなもんかと思って普段は控えてます さてこの交響曲ヘ短調、リヒャルト・シュトラウスのその他の家庭交響曲やアルプス交響曲に対して、純然たる交響曲だと言える作品(家庭交響曲は家の中の情景、アルプス交響曲は登山したときの体験が元。どちらかというと他の交響詩と同じ感じ) 率直な感想は、面白い 個人的になんとなくリヒャルト。シュトラウスに対しては食わず嫌い感があり、さらに20歳の時の 作品と聞いてなんとなく低い評価からスタートしていた 実際に聴いてみて思うのは、所謂「R・シュトラウスらしさ」というものがかなり薄いこと それながらも作品の構成に関しては全く甘い部分がなく、むしろしっかりと諸作曲家達の交響曲に充分に比肩しうる作品であると言える 管弦楽法は伝統的なドイツ的な交響曲の構成(特にベートーヴェンをリスペクトしたような)ながらも、節々で後にリヒャルト・シュトラウスらしさとなるような部分が見受けられる(ティンパニの使い方とか) 確かにこの作品には斗出した印象や耳に残りやすい主題などは比較的薄い気もする しかし、聴いている中で飽きることは一度もなく、むしろ実際の演奏時間よりも短く感じるほどである 若干20歳のものとは思えない熟練したような音選び、そして意外性のある展開力 「ツァラトゥストラはかく語りき」や「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」の影に隠れてしまうが、この曲は間違いなくリヒャルト・シュトラウスの交響曲として、埋もれてしまうにはもったいない作品であると言える この曲をメインでやるならば、差詰めアンコールは「日本の皇紀二千六百年に寄せる祝典曲」だろうか(笑) おまけ 「日本の皇紀二千六百年に寄せる祝典曲」 PR |
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