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個人的に、中和剤 Walkmanの中は頻繁にクラシック曲が出たり入ったりを繰り返しているわけですが、そのなかでも耳休めとして常備されている一曲 というか、私自身ラフマニノフはクラシック作曲家の中でも特に好きな作曲家の一人なので、ピアコン2と共に入れてあります 耳休めには最適です この「交響曲第2番」、「交響曲第1番」の初演での大失敗による酷い精神的ダメージを受けるも、1901年の「ピアノ協奏曲第2番」で大きな成功を収め自信を回復、1902年に結婚、翌年には長女を、1907年には次女を授かったというラフマニノフが公私ともに充実した日々を過ごしていた時期の作品です 1番のリベンジマッチとなったサンクトペテルブルクでの自身の指揮の初演は大成功。10ヵ月後に2度目のグリンカ賞を受賞することとなります(1度目は「ピアノ協奏曲第2番」) ロシアの交響曲伝統的なとめどないドラマティックさ 「旋律の絶えざる美しい流れ」を特に強調したこの曲の特色は、モチーフを更に純音楽的な循環主題として処理している ラフマニノフらしいですね このラフマニノフらしさも、一般的な聴衆からは熱狂的に支持された一方で、批評家や一部の演奏家からは、前衛に背を向けた作風を保守的で没個性的とされ酷評されることが多かったようです 個人的に、芸術がどうあるべきとか音楽とはに関しては深くは語りませんが、ショーンバーグの言葉を借りれば「作曲家に関して重要なのは、いかに個性を発揮したか、いかによく自己を表現したか、着想がどれほど強固か」ということであり、ただ単に一般に迎合した作風ではなく、作曲している時に自分の心の中にあるものを簡潔に、そして直截に語るという本人の信念そのものなんです まぁ、無学の青二才がいっちょ前に書いてみましたが、聴いてみて、いいなと感想を持っただけでいいんです。音楽ってのは 因みに、「怒りの日」の主題が登場するときはまたかと笑ってしまいます 一度、私はこの曲を最も頭を使わないでいい交響曲と称しましたが、今でもその考えは変わってません 変なこと考えるとこの曲の本質を見失うような気がします 前に、この曲は映画音楽を先駆けるような作品だと思うという意見を聞きましたが、割りとそうな気もします。実際ラフマニノフのこの曲というのは描写や音楽理論と言うよりも、曲そのものの展開の美しさを重視しているような気がするので、所謂考えさせるようなものと言うより聴いた人すべてを時にはロマンティックな気分に、またときには激しい高揚感のある感覚に導くような、そんな曲のような気がしてならないのです。そういう点では、学術的な功績ではなく大衆を魅了するような音楽という点では映画音楽の根本的理念に近いような気がします。 おまけというか続き 交響曲第2番ホ短調作品27より第3楽章 アシュケナージ速いw PR |
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