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なんだか反吹奏楽の過激派のように思われてるので、ちゃんといろいろ聴いた上で、評価した上で非難しているということをご了承ください
というか、私が毛嫌いしているのは日本における吹奏楽文化と学生吹奏楽の世界です アニメと映画を同じように品評しないように、漫画と小説を同列に考えないように、私は音楽においても一線を引きます。これはこれ、それはそれ。アニメにも名作はあるし、アニメ映画だって質が高い。すべてのアニメは下等だと非難はできません。漫画然り、小説は高尚で漫画は子どもの読むものとかじゃありません。漫画にしか出来ない表現技法もあるし、小説には出来ない情報の伝達速度と量があります なので、聴かないで非難することはせず、食わず嫌いでも食べてみてから考えを改めたり、それでも文句言ったりはします フィリップ・スパークが好きというと、吹奏楽を知る相手から結構いろいろ言われたりするもんでるが、私は単純明快でさっぱりとした構成ながら、各楽器の個性を引き出すようにうまく均整を持って混ぜあわせる作風が、なんともシンプルな子供向けアニメ映画のようで細部にまで緻密に造りこまれているようで好きだったりします 実はこの曲、私の思い出の(黒歴史的)曲だったり いやぁ、何があったわけではないですが、欝の扉の前で黄昏ていたあの高校時代に湘南吹奏楽コンクールに出たときの自由曲だった曲です。いやぁ懐かしい あの時はなんともこの曲に苦戦しました 何故って? そもそもアドリアン・ヴァレリウスが誰なんだかわからなかったのさ アドリアン・ヴァレリウスは16世紀から17世紀にかけて活躍したオランダの作曲家で、オランダでは有名な詩人だったりだとか市長を務めたりだとか で、肝心の曲に関しては一切ワカリマセン そもそもなんの曲のどんなフレーズをどうやって変奏しているのやら全くの不明で、オランダの八十年戦争のことを書いた曲やら闘牛士の歌とかを変奏しているというCD(名古屋芸術大学演奏) に書いてある程度の情報しかわかりませんでした。Google翻訳の蘭和翻訳は何が何だかわかりません 別に低音奏者にそんなイメージもへったくれもないんですがね 私の個人的イメージであれば、黒地に虹色の細線で描かれたアニメの絵コンテが頭に浮かんでました 最初は昔話を語るような靄から始まり、次に馬に乗りながら星降野原を駆けるイメージ、時折戦争を前にして不安にかられる民衆の不安の声が上がるも、英雄の登場にて士気は昂揚する。そして波のように打ち寄せる教会和音は戦争前のロマンスを描き、先の戦争の前に誓いたてる。そして戦争。具体的なイメージはなく、争いを描きつづける そんな虚空を眺め妄想をしながら涎を垂らしていた高校二年生の夏 なんにせよ、マイナーではありますが、個人的オススメ曲 不快感もなく、スッキリ聴けます おまけ 「Concert prelude」 PR |
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