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結果的に、こんな不名誉な名前に
マイナーを極めてみた クット・アッテルベリはスウェーデンの作曲家でありチェロ奏者、音楽評論家としても活躍した人物 しかし音楽で生計を立てる所謂職業的作曲家ではなく、ストックホルムの特許局の職員として大半を過ごしたという経歴の持ち主 9曲の交響曲、5曲のオペラの他、多数の作品を残していて、存命中はスウェーデンの音楽の重鎮的存在であったとか また、特許局時代の経験を活かしてスウェーデンの作曲家協会・著作権協会の会長として活躍するなど、諸方面に活動的であったというスウェーデン音楽の重要人物とも言える この交響曲は、コロムビア・レコードが企画したシューベルト没後100年記念作曲コンクールのために1927年から1928年にかけて作曲されたもので、アッテルベリはコンクールで優勝し、賞金の1万ドルを獲得したため『ドル交響曲』の異名を持つこととなる 職業的作曲家でないアッテルベリにとって、純然たる思いで作曲したであろうこの曲がそんなお金目当てのように言われるのはなんともかわいそうな話である 因みにコンクールは当初、シューベルトの未完成交響曲の補筆を競わせるというものであったが、顰蹙を買ったために頓挫したそうです そりゃそうだ 全体的に統一した曲性というより、どちらかというといろいろ挑戦した曲のように感じます。なんとも面白い。面白いけど、名曲というわけでは… 主旋律がなかなか特徴的で、ロシア音楽ほど重くなく、なんともさっぱりと聴きやすい曲でした 終楽章は、おや、どこかで聴いたことがあるような… おまけ 「交響曲第3番 ニ長調『西海岸の光景』」 だいたい2、3番が初演の頃から人気があるらしく、特にこの3番が、アッテルベリ色が濃い ラフマニノフを越えるしつこさ(笑) PR |
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