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【2017/11/25 16:27 】 |
【Classical】Ludwig van Beethoven 「Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125」
ベートーヴェン交響曲9番「合唱」第4楽章




我々はもっと心地よい
もっと歓喜に満ち溢れる歌を歌おうではないか


説明不要の曲
年末になると日本中で何故か流れるこの曲
個人的な話、初めてクラシックを聴いて泣いた曲。何歳だったか忘れましたが
しかし、意外とこの曲についてはよく知らない人も多いのでは
と、いうわけでうんちくを語りたい人のために此処で紹介


長いんで注意


実は第九、当初の評価は芳しくなかったとか
制作当時でみても、長大かつ大編成、それでいて難曲であったため初演当時の演奏水準は(´・ω・`)ショボーンなものだったとも(ティンパニはペダルが無かったためチューニングが必要で、ホルン、トランペットも同様に管の交換に時間を要した)
それも、1810年代はまだナポレオンも活躍していた頃であり、長引く戦争でプロの演奏家も人手不足で、アマチュアで補ってたところもあってだとか
その後ヨーロッパ各地で何回か演奏が試みられたものの、結果はことごとく失敗。そして「駄作」「演奏不可能」という評価が定着してしまったそうです
名作交響曲はだいたい初演当時はたいてい碌な評価をされないもんですが、なんだか切ない気がします

評価が改まったのは、ワーグナーが猛反対をなんとか押し切り(頑張って説得して)一部改訂を加えながら復活演奏をしてとなります
ワーグナーもベトベン信者であり、この演奏はドイツの宮廷楽団の指揮者に任命されてようやく念願達成となったようです
曰く、ベートーヴェンの時代は楽器が未発達であり、作曲者は不本意ながら思い描いたメロディ全てをオーケストラに演奏させることができなかったと考え
「もしベートーヴェンが、現代の発達した楽器を目の当たりにしたら、このように楽譜を加筆・改訂するだろう」
という前提に立っての改訂であったようです
結局この演奏会は公開練習の時から満員、本番も大成功となりました

他にも、フルトヴェングラーが空襲のさなか第九を振り続けたとか、第九の日本初演終了後指揮者のベームの足にファンが飛びついたとか色々エピソードがある曲です


では、背景はこれだけにしてここではとりあえず4楽章に関して紹介します

構成は第1楽章の葛藤、第2楽章の諧謔、第3楽章の瞑想に続いて、回想と否定、そして歓喜の終楽章となる
強烈な不協和音から始まり、管弦楽が前の3つの楽章を回想するのをレチタティーヴォが否定、否定の先に歓喜の歌が提示し、ついで声楽が導入されて大合唱に至る

最初のキーポイントは不協和音ののちに現れる低弦の朗唱による応答と否定
前楽章を回想しながらも、途中で中断する…それを繰り返し、歓喜の歌へたどり着く
歓喜の歌は広がり続け、やがて包みこむ
しかしそれは最初の不協和音が遮る

「おお友よ、このような音ではない!
我々はもっと心地よい
もっと歓喜に満ち溢れる歌を歌おうではないか」

バリトン独唱と低弦により否定され、この否定が求める先が明らかになる
合唱により、歓喜の歌により世界が展開される
歓喜の歌を変奏し行進を始める(トルコ行進曲と言われるけど、全然トルコ音楽じゃない。師匠のハイドンの『軍隊』で使用されたからか)
そして超有名な合唱

「歓喜よ、神々の麗しき霊感よ
天上の楽園の乙女よ
我々は火のように酔いしれて
崇高な汝の聖所に入る」

静寂と共に抱擁の主題に入り、歓喜と抱擁の主題が重なりあう

「歓喜よ、天上の楽園の乙女よ」

4人の独唱が歌い上げ、クライマックスへと向かう

「抱き合おう、諸人よ!」


と、まぁこんな感じなのが4楽章です
曲聞きながら書いてるので、後半力尽きました(というか聴くのに集中して書くのがめんどくさくなった)
こんな感じのことを考えながら、4楽章を聞いていただければなんとなくどんな感じなのか分かっていただければいいと思います(なげやり)
やっぱ俺にはこのレビューは荷が重すぎたんや…


ところで、なんで第九のレビューを書こうと思ったか
今朝のNHKのニュースでやってたんですが、東日本大震災チャリティーコンサートとしてズービン・メータが振った第九を、次の日曜日にN響アワーで放送するそうです
はい、宣伝乙
せっかくなんで、みなさんも先述の内容を知った上で曲を聴いていただければ、さらに楽しんでいただけるんではないかと思います


では最後に、歌詞になっているシラーの詩「歓喜に寄せて」より抜粋
ベートーヴェンはシラーの詩集を愛読していたそうです


すべての被造物は
創造主の乳房から歓喜を飲み、
すべての善人とすべての悪人は
創造主の薔薇の踏み跡をたどる。

口づけと葡萄酒と死の試練を受けた友を
創造主は我々に与えた
快楽は虫けらのような弱い人間にも与えられ
智天使ケルビムは神の御前に立つ

神の計画により
太陽が喜ばしく天空を駆け巡るように
兄弟たちよ、自らの道を進め
英雄のように喜ばしく勝利を目指せ
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【2011/11/13 23:45 】 | 【Classical】 | 有り難いご意見(0)
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